放射線遮蔽塗料

従来、放射線遮蔽は比重の大きな物質が有効であり主に鉛が用いられていましたが、近年鉛が使用できなくなり、比重が小さく遮蔽率も小さいコンクリートや鉄が使用され始めています。
しかし、高い遮蔽率を得るには基材の質量が大きくなるという欠点があります。そこで福島第一原子力発電所の事故に寄る放射性廃棄物対策として弊社は、どんな形状にも対応できる塗料(塗膜)による放射線遮蔽・減衰技術の開発に成功しました。

鉄の比重で鉛と同等の遮蔽率を有する
世界初の放射線遮蔽塗料
特願:2013-057034

特徴

  1. 本製品は1液型厚膜可能塗料であり、シリコン樹脂をバインダーとしタングステン等をバランスよく高濃度配合することによりセシウム137及びコバルト60のガンマ線を遮蔽・減衰させることが可能となった画期的な塗料です。
  2. 塗布・流し込みも可能で、硬化後はゴムのような適度な弾力性があるため、様々な用途に簡単に用いることができます。
  3. 本製品はタングステンのリサイクル利用(再生)も可能です。