従来、放射線遮蔽は比重の大きな物質が有効であり主に鉛が用いられていましたが、近年鉛が使用できなくなり、比重が小さく遮蔽率も小さいコンクリートや鉄が使用され始めています。
しかし、高い遮蔽率を得るには基材の質量が大きくなるという欠点があります。そこで福島第一原子力発電所の事故に寄る放射性廃棄物対策として弊社は、どんな形状にも対応できる塗料(塗膜)による放射線遮蔽・減衰技術の開発に成功しました。
鉄の比重で鉛と同等の遮蔽率を有する
世界初の放射線遮蔽塗料
特願:2013-057034
放射線遮蔽保管用コンテナは、二重構造をした金属ボックスで、二重構造の間には放射線遮蔽塗料が注入されています。
放射線遮蔽運搬用コンテナは、保管用コンテナと同様に二重構造をした金属ボックスで、二重構造の間に放射線遮蔽塗料が注入されている。
運搬に関しては、運搬用専用車である放射線遮蔽アーム式脱着装置付きコンテナシステム車により引き上げ運搬します。コンテナの脱着作業は約5分〜10分ほどです。